IT調達の準備段階での留意点 – 効率的な調達を実現する4つのステップ
2023年1月26日
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今回は、公共機関の調達(特にIT調達)において事前準備の段階で考慮すべきポイントを4つのステップでまとめました。この4つのステップをチェックして調達準備を進めることで、調達プロセスがよりスムーズに進むでしょう。
ステップ | 内容 |
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1. プロジェクトの初期段階で調達計画を立てる | IT調達、つまり情報システムやDXに係るプロジェクトの多くは、外部の事業者への委託や製品の購入など、複数の調達プロセスが発生することが多くなります。こうした調達を円滑に進めるためには、プロジェクトの立ち上げ時点で調達に関する計画を策定することが不可欠です。 |
2. 調達の単位を明確に理解する | 「何を、いつ調達するか」という基本的な事前準備が整ったら、次は「どの単位で行うか」を検討します。例えば、一つのシステム開発を外部に委託する場合、設計・実装・テストといった作業単位で調達を行うか、一つのパッケージとして調達を行うか、という観点で考えることが重要です。 |
3. 最適な落札方式を選定する | 調達に際しては、落札方式の選定も重要なステップとなります。調達の内容や規模によって、最適な落札方式が異なるため、価格だけでなく技術的な評価も考慮に入れて、評価基準や審査体制を十分に検討することが求められます。 |
4. 複数の事業者へ事前情報を共有する | 最後に、事前に複数の事業者に調達計画を公開することで、一者応札や不調のリスクを軽減します。事前に広く情報を共有することで、プロジェクト全体のスケジュールが遅延するリスクを防ぐことができ、より競争力のある価格での調達を実現できるでしょう。 |
まとめとして、IT調達の準備段階での留意点をしっかり押さえ計画的に進めることが、プロジェクト全体の効率化やコスト削減に繋がります。
私たちはこれらのステップを元に、クライアント様の調達プロセスのサポートを行っております。何かご不明点や相談事がございましたら、お気軽にご連絡ください。